11/19金子みすゞさんの母校・仙崎小学校創立150周年記念コンサート
2022/12/20 コメント (0)
11月19日は、金子みすゞさんの母校、
長門市立仙崎小学校の創立150周年記念行事としての、
記念コンサートのご縁をいただきました。
校長先生いわく
「仙崎小学校はとにかく何でも行事のタイトルの冠にみすゞが付くんですよ、みすゞマラソンとかね」
なので、今回も、「みすゞまつり」と銘打ってあります(^^)/
素敵です、学校の体育館の緞帳。
みすゞさんの詩「弁天島」の一節がデザインされています。
スライドがあり、
児童の皆さんの発表があり、詩の朗唱ももちろんありました!
マーチングバンドの演奏もあって、
そして最後に私のコンサート。
長門市では、お昼正午の防災無線で市内全域に
私作曲のみすゞさんの詩「一寸法師」の曲が流れているので、
それをピアノで弾き語りすると、とっても驚いて喜んでくれました♪
児童の皆さんは毎月課題のみすゞさんの詩の暗唱をしているので、
もう、沢山の詩を知っています。
「青いお空の・・・」というと、
「星とたんぽぽ!」と、沢山の声!まるでカルタのようです(*^^)
児童代表のお二人からお礼の言葉と花束をいただいて、
お二人のキラキラした瞳がとても嬉しかったです。
みすゞさんの母校の創立150周年で歌わせていただいたご縁は、
本当に大きな喜びでした。
この日、一つのエピソードがありました。
実は学校のある部屋を控室として使わせていただいていたんですが、
そのすぐ近くの教室で、
1人の児童がどうしても正装用のジャケットを着ることに納得出来なくて、
数名の先生が変わりながら、その男の子に言い聞かせているやりとりが聞こえてきました。
時間がかかり、みんなは体育館に行ってしまって、残っている状況。
とっても気になったので、廊下に出てみたら、
私の姿を見て、先生が「あら、ちひろさんよ、今から歌ってくださる方よ」と。
で、私も挨拶をして、その男の子とちょこっと話をして、恥ずかしそうにしていたので、
控室に戻りました。
そしてまた数分後、声が聞こえたのでまた出てみました。
すると、男の子が私の元へ駆けてきて、抱き着いてきました。
なので私もぎゅーっと抱きしめてあげました。
男の子は、ちゃんと、ジャケットを着ていました。
「えらいね、えらいね」と褒めてあげて、
そして、先生もにっこりされながら、体育館へと行きました。
コンサートのトークの時に、
私が「〇〇のこの気持ちをぜひ大切にしてくださいね」と話すと、
客席から「はい!」とか「わかりました!」と、
とても元気な男の子の声が。
それも、何度も(#^^#)
そう、それが、先ほどの男の子だったのです。
終演後、また別の先生から、
「あの男の子はすっかりちひろさんのファンです」と。
嬉しかったです。
そして、仙崎小学校の先生方の眼差しがまた、みすゞさんの眼差しに重なって、
本当に嬉しかったです。
忘れられないみすゞさんの母校・仙崎小学校でのコンサートの思い出。
これからも、この喜びを心に刻んで、歌い続けていきます☆