3.11東日本大震災復興を祈って
2022/03/13 コメント (0)
3月11日は、東日本大震災から11年を迎えた日となりましたね。
震災の翌年から「東日本復興応援ちひろコンサート」と題して、
完全ボランティアで5年間35回のコンサートを行いましたが、
そのいろんな思い出が蘇ってくる一日でした。
復興応援コンサートのご縁のきっかけとなった、
郡山市のフリーアナウンサー・宗方和子さんは、仕事の調整をしてくださりながら、
出来る限りのほとんどの会場で、司会を務めてくださいました。
毎年郡山市に2週間程度滞在し、
時にはウィークリーマンションを借りた年もあったので、
住民のように生活したご縁が懐かしいです。
行きつけのお店もいっぱい出来ました☆
現地でお手伝いいただいた方々のお力添えがあったからこそ、
5年間も続けることが出来たコンサートでした。
仮設住宅の外を、このメガホンを持って、
「今日の1時からちひろコンサートがありますよ、集会所にどうぞお越しください」
というアナウンスもしてくださったり、
そのメガホンにサインもした、その記念の写真も。
富岡駅も周辺もまるで震災直後で時間が止まったかのような景色もありました。
原発事故の影響で、こうしたバリケードがあちこちあるエリアの移動では、
回り道回り道で、ちゃんと着くのだろうかと心配になったこともありました。
コンサートを聴いて、心を開いてくださる方々が、
心の内を吐き出してくれたりしました。
日頃なかなかコンサート鑑賞の機会が少ない福祉施設利用者の方々にも、
「このコンサートは声を出してもいい、体を揺らしてもいい、立ち上がってもいい、
自由に聴いて楽しんでください!」という趣旨で、
福島県郡山市内の7つの福祉施設から集まってくださったコンサートもありました。
仮設住宅の外でのコンサートもありました。
ぽかぽか陽気に踊ってくださる女性も(#^^#)
コンサート後の皆さんとの会食もとても嬉しいひとときでした。
その時の笑顔、忘れられません。
また、被災地以外でのコンサート会場では、
よく支援バザーもおこなってきました。
直接福島や宮城で知り合った方々から仕入れた商品や、仮設住宅のお母さんたちの手芸品。
「これなら現地へ行けない私たちにも支援が出来る!」と、
喜んで購入してくださり、あっという間に完売したものでした。
お礼にと沢山の記念品もいただきました。
この会津塗の桜の工芸品も、これから飾る季節となります(#^^#)
「ご縁に感謝」と刻まれたこのグラスもいつも愛用しています。
復興途中の道にコロナが襲い、まだまだ復興は続きます。
先日のこの3.11の日の、郡山市のコミュニティFMでは、
私が番組宛てに送ったメッセージと、SNSに綴った内容をご紹介してくださいました。
コロナ禍で福島へ毎年行っていたスケジュールが中断となっていますが、
これからも、
被災地で学んだ教訓を忘れずに、
このコロナ禍に活かしていこうと改めて誓いました。
心はいつも、明るい方へ、明るい方へ。
金子みすゞさんの心とともに。