みすゞと芙美子と私
2020/04/23 コメント (0)
今日、ふと金子みすゞさんの書籍を調べることがあって、
本棚に手を伸ばしていると、「ん?この細い雑誌は何だ?」
と手に取ってみた。
みすゞさんのことで2012年に取材を受けた雑誌「九州王国」だった。
しかし、その懐かしさから一変!
なんと、その表紙の特集の項目に
「関門が生んだ二人の女流作家
みすずと芙美子」
とあるではないか!
私は、昨年、林芙美子さんの詩に曲をつけ、歌い始めた。
そのご縁は、門司区の林芙美子資料保存会の方からのご依頼で、
金子みすゞさんの詩に素敵な曲をつけているちひろさんに、
ぜひ林芙美子の詩に曲をつけて歌ってほしいということだった。
その時は、先方もインプットされていなかった、
この二人の作家が同い年であること。
でも、既にこの雑誌の中で、こうして特集されていたのだ。
そしてその雑誌で私を取り上げてくださっていた。
・・・もう出合っていた・・・
なんだか、とても運命を感じました。
当時の私はもう金子みすゞさんのことに夢中で、
それ以外の作家さんの作品には触れることがなかったのです。
なので、こうして同じ関門で、同じ年齢で、と特集されても、
私はみすゞさんのことばかりに目を向けていました。
みすゞさんのことだけで、精一杯だったんですね。。。
林芙美子さんのこともとても詳しい北九州市立文学館の今川館長様とは、
昨年作った「花のいのちはみじかくて」の歌を聴いてくださったご縁から、
ずっと繋がっています。とても素敵な方です。
まさか、同じ特集の中でもう出会わせていただいていたなんて・・・。
このことを、また連絡しようと思います♪
久しぶりに手にした懐かしい書籍から、
今日は、時空を旅して、嬉しい瞬間に出合わせていただきました。
みすゞさんと芙美子さん、
春のお空のあちらで、どんなお話されてるのかな。