2/23おばあさまから繋がった披露宴ステージ
2024/04/02 コメント (0)
大正3美人の一人と称された「歌人・九條武子」。
その和歌に曲をつけ歌ってほしいとご依頼があり、初披露したのが、
昨年の5月、京都国際会議場で開催された、
西本願寺の仏教婦人会総連盟主催の「世界仏教婦人会大会」の記念公演でした。
この1曲目に歌ったのが「よき花よ」
以前もブログでご紹介していましたが、
この九條武子作品の「よき花よ・・・」と続く和歌を歌ってほしいと、
広島県大竹市の勝善寺ご住職のお母さまが生前私に仰ってくださいました。
しかし、昔お母さまが歌っておられたその歌のメロディは楽譜に残っていなくて、
誰も記憶していない、知らないものでした。
悩んでいたところに、西本願寺から作曲して歌ってほしいというご依頼。
そのお話が来た時には、お母さまはご往生されていたので、
お聴きいただくことは叶いませんでしたが、
偶然に、お母さまの祥月命日にそのCDを持って勝善寺へお参りした時のこともブログに綴りましたが、
この度、そのお孫さんにあたる勝善寺のお嬢様がご結婚されるということで、
披露宴で是非、この歌を歌って欲しいと、
おばあさまが大好きだったその花嫁となられるお嬢様からリクエストを受けました。
なんて嬉しいご縁でしょうか。
山口グランドホテルで開催された披露宴。
この「よき花よ」と、もう1曲リクエスト「いのちの歌」(竹内まりや)の2曲を歌わせていただきました。
涙を拭われながら聴いてくださった、お嬢様。
記念にご一緒に。
この歌をと仰ったお嬢様の思い、きっとおばあ様に届いていると思いました。
会場もとても温かな大きな拍手でした。
こうした喜びをいただけることがとても有難いです。
歌で繋がる心と心。
これからも、一つ一つのご縁を大切にと、心に刻む一日でした。